責任ある鉱物調達マネジメント方針

より透明性の高い鉱物調達サプライチェーン構築を目指して

米国「金融規制改革法(ドット=フランク法)」の制定を受け、当社では2014年4月に、「紛争鉱物マネジメント方針」を定め、「紛争鉱物不使用に関する取り組み」を重要課題と認識した調達活動を進め、日本国内でタングステン製錬を行う企業として、「紛争鉱物不使用製錬企業」の第三者認証を取得しました。

経済協力開発機構(OECD)は、「紛争地域および高リスク地域からの鉱物の責任あるサプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス」を発行し、鉱物のサプライチェーンマネジメントに関して、企業が人権を尊重し、鉱物採掘活動を通じて紛争に手を貸してしまうことや、環境破壊、不正な利益の供与や受領、マネーロンダリング等への関与を回避するよう、透明性の高い鉱物サプライチェーンを構築し、鉱物セクターに対する企業の関与を持続可能なものにすることを目指すよう要請しています。

当社は、三菱マテリアルグループの一員として、グループの企業理念「人と社会と地球のために」に基づくビジョン、価値観、行動規範等の下、「責任ある鉱物調達マネジメント」の仕組みを確立し、調達先各社に対してその内容を伝え、運用について協力を得ることを通じて、お取引先様を始めとするさまざまなステークホルダーの皆様と共に、より透明性の高い鉱物サプライチェーン構築を進めてまいります。

2021年6月18日
日本新金属株式会社
取締役社長 岡田 義一